📋 この記事のポイント
ED(勃起不全)の定義、年齢との関係、主な原因、生活習慣病との関連性を詳しく解説。国際勃起機能スコア(IIEF-5)を用いたセルフチェック方法と受診の目安、オンライン診療のメリットと利用の流れも紹介します。
- ✓ EDは、性交に十分な勃起が得られない、または維持できない状態を指し、幅広い原因が考えられます。
- ✓ 国際勃起機能スコア(IIEF)などのセルフチェックツールは、ご自身の状態を客観的に把握するのに役立ちます。
- ✓ オンライン診療は、ED治療を検討する際の利便性とプライバシー保護に優れ、適切な診断と治療へのアクセスを容易にします。
ED(勃起不全)は、男性の性機能障害の中でも特に多く見られる症状であり、多くの男性が悩みを抱えています。しかし、その性質上、なかなか相談しにくいと感じる方も少なくありません。この症状は、単に性生活の質の低下だけでなく、心血管疾患などの全身疾患のサインである可能性も指摘されており、適切な理解と早期の対応が重要です。
- ED(勃起不全)とは
- 性交時に十分な勃起が得られない、または維持できないために、満足のいく性行為ができない状態が持続的または繰り返し起こることを指します。これは身体的、心理的、またはその両方の要因によって引き起こされることがあります。
EDとは?定義と現状

ED(勃起不全)は、性交に十分な勃起が得られない、または維持できない状態が続くことを指し、その定義は単なる一時的な症状にとどまりません。多くの男性が経験する可能性のある一般的な健康問題であり、その背景には様々な要因が潜んでいます。
EDの医学的定義とは?
EDの医学的定義は、「性交に十分な勃起が得られない、あるいは維持できない状態が持続的または繰り返し起こり、その結果、性交が困難であるか、または満足のいく性交ができない状態」とされています。これは一時的な勃起の失敗ではなく、継続的な問題として捉えられます。国際勃起機能スコア(IIEF)のような評価ツールは、患者さん自身の認識に基づき、勃起機能の程度を客観的に評価するために広く用いられています[1]。当院では、このIIEFスコアを用いて、患者さまの具体的な症状を把握し、適切な診断と治療計画の立案に役立てています。
EDの有病率と年齢との関係は?
EDの有病率は年齢とともに増加する傾向にあります。日本国内の調査では、40代で約半数、50代で約6割、60代では約7割の男性が何らかの勃起不全の症状を抱えていると報告されています。しかし、EDは加齢による自然な現象と片付けられるものではなく、若年層でもストレス、生活習慣、心理的要因などによって発症することがあります。臨床の現場では、20代や30代の比較的若い患者さまから「最近勃起しにくくなった」「パートナーとの関係に悩んでいる」といった相談をよく経験します。これは、現代社会におけるストレスの増加や生活習慣の変化が影響している可能性も考えられます。
EDの主な原因は何ですか?
EDの原因は多岐にわたり、大きく分けて器質性、心因性、混合性、薬剤性に分類されます。
- 器質性ED: 血管や神経の障害が原因で起こります。動脈硬化、糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が主なリスク因子です。これらの疾患は陰茎への血流を阻害したり、勃起に関わる神経を損傷したりする可能性があります。喫煙も血管に悪影響を及ぼすため、重要な原因の一つです。
- 心因性ED: ストレス、不安、うつ病、パートナーとの関係性の問題など、心理的な要因が原因で起こります。性行為へのプレッシャーや過去の失敗体験がトラウマとなり、勃起を妨げることもあります。
- 混合性ED: 器質性と心因性の両方の要因が複雑に絡み合って発症するケースです。最も多く見られるタイプとされています。例えば、軽度の血管障害があるところに、性行為への不安が加わることでEDが顕著になる、といったケースです。
- 薬剤性ED: 服用している薬剤の副作用としてEDが起こる場合があります。高血圧治療薬(特にβ遮断薬)、抗うつ薬、抗精神病薬、一部の胃薬などがこれに該当することがあります。
これらの原因を特定するためには、問診や必要に応じた検査が不可欠です。オンライン診療でも、丁寧な問診を通じてこれらの要因を詳しくお伺いし、適切な診断へと繋げています。
EDと生活習慣病の関係性とは?
EDは、しばしば生活習慣病の初期症状として現れることがあります。特に、糖尿病、高血圧、高コレステロール血症といった疾患は、全身の血管にダメージを与え、陰茎への血流を悪化させることでEDを引き起こす主要な原因となります。実際、ED患者の約半数がこれらの生活習慣病を抱えているという報告もあります。EDの治療を通じて、これらの基礎疾患の早期発見や改善に繋がるケースも少なくありません。生活習慣の改善、例えば禁煙、適度な運動、バランスの取れた食事は、EDの改善だけでなく、全身の健康維持にも非常に重要であることが示されています[3]。
EDは単なる性機能の問題だけでなく、心血管疾患などの重篤な全身疾患の兆候である可能性もあります。自己判断せずに、医療機関で適切な診断を受けることが重要です。
EDのセルフチェックと受診の目安

EDの症状はデリケートな問題であり、医療機関への受診をためらう方も少なくありません。しかし、ご自身の状態を客観的に把握するためのセルフチェックや、受診の目安を知ることは、早期の適切な治療へと繋がります。
EDのセルフチェック方法とは?
EDのセルフチェックには、国際的に広く用いられている「国際勃起機能スコア(IIEF-5)」が有効です。これは、勃起機能に関する5つの質問に答えることで、ご自身の勃起機能を客観的に評価できるツールです[4]。各質問に0点から5点の範囲で回答し、合計点数によってEDの重症度を判定します。
| 質問項目 | 回答(例) |
|---|---|
| 勃起の硬さ | 性交に十分な硬さがない(0点)〜非常に硬い(5点) |
| 性交の挿入能力 | ほとんど不可能(0点)〜ほとんど常に可能(5点) |
| 勃起の維持能力 | ほとんど不可能(0点)〜ほとんど常に可能(5点) |
| 性交の満足度 | ほとんど満足できない(0点)〜ほとんど常に満足できる(5点) |
| 自信の程度 | ほとんど自信がない(0点)〜ほとんど常に自信がある(5点) |
IIEF-5スコアによるED重症度判定の目安:
- 22点以上: EDなし
- 17~21点: 軽度ED
- 11~16点: 中等度ED
- 5~10点: 重度ED
このスコアはあくまで目安であり、自己診断のツールとして活用できますが、最終的な診断は医師が行います。オンライン診療では、このIIEF-5スコアを参考にしながら、より詳細な問診を通じて患者さまの状態を評価します。
どのような症状があれば受診を検討すべきですか?
以下のような症状が続く場合、医療機関での相談を強くお勧めします。
- 性交時に十分な勃起が得られない、または維持できないことが頻繁に起こる。
- 勃起の硬さが不十分で、性行為に支障が出ている。
- 性行為への自信が低下し、精神的な苦痛を感じている。
- 朝立ちがなくなった、または頻度が減少した。
- パートナーとの性生活に不満を感じている。
これらの症状は、EDのサインである可能性が高く、放置すると症状が悪化したり、心血管疾患などの他の病気の発見が遅れたりするリスクがあります。特に、生活習慣病の既往がある方や、喫煙習慣のある方は、早めの受診が推奨されます。
オンライン診療はED治療にどのように役立ちますか?
オンライン診療は、ED治療を検討する患者さまにとって、非常に有効な選択肢となり得ます。その最大のメリットは、自宅やプライベートな空間から、誰にも知られずに診察を受けられる点です。当院では、オンライン診療を通じて、以下のような流れでED治療を提供しています。
- 予約: スマートフォンやPCから、ご自身の都合の良い時間にオンラインで診察予約を行います。
- 診察: 予約時間になったら、ビデオ通話を通じて医師による問診を受けます。症状の詳細、既往歴、服用中の薬剤などを丁寧にお伺いし、必要に応じてセルフチェックの結果も参考にします。プライバシーが確保された環境で、安心して相談できるのがオンライン診療の大きな利点です。
- 処方: 医師がEDと診断し、治療が必要と判断した場合、患者さまの状態や希望に合わせた薬剤を処方します。ED治療薬には、PDE5阻害薬と呼ばれるものが一般的で、勃起をサポートする効果が期待できます[2]。
- 配送: 処方された薬剤は、ご自宅に直接配送されます。梱包は中身が分からないように配慮されており、プライバシーが守られます。
料金プランは、単回購入のほか、定期配送オプションもご用意しており、継続的な治療を希望される方には便利です。自宅で治療を続けられる患者さまからは、「病院に行く手間が省けて助かる」「誰にも会わずに薬を受け取れるのが便利」という声をいただいています。
対面診療とオンライン診療、どちらを選ぶべきですか?
オンライン診療は利便性が高い一方で、対面診療には対面診療のメリットがあります。どちらを選ぶべきかは、患者さまの状況や希望によって異なります。
- オンライン診療が適しているケース:
- EDの症状が比較的軽度で、すでに診断を受けている、または原因が明確である場合。
- 忙しくて通院の時間が取れない方。
- プライバシーを重視し、自宅で診察を受けたい方。
- 定期的な薬の処方を希望する方。
- 対面診療が適しているケース:
- EDの原因が不明確で、詳しい身体診察や血液検査などの精密検査が必要な場合。
- 他の病気(心疾患、糖尿病など)の可能性が疑われる場合。
- 医師と直接対面して、より詳細な相談や説明を受けたい方。
- 重度のEDで、経口薬以外の治療法(注射療法など)を検討している場合。
当院では、オンライン診療で対応が難しいと判断した場合、適切な医療機関への受診をお勧めすることもあります。患者さま一人ひとりの状況に合わせて、最適な治療方法をご提案できるよう努めています。
まとめ

ED(勃起不全)は、多くの男性が抱えるデリケートな問題ですが、適切な知識と医療のサポートがあれば改善が期待できる症状です。EDは単なる性機能の問題に留まらず、生活習慣病などの全身疾患のサインである可能性もあるため、ご自身の状態を正しく理解し、必要に応じて専門医に相談することが重要です。
国際勃起機能スコア(IIEF-5)のようなセルフチェックツールは、ご自身の勃起機能を客観的に評価する上で役立ちますが、最終的な診断は医師によるものです。オンライン診療は、利便性とプライバシー保護の観点から、ED治療へのアクセスを容易にする有効な手段となり、予約から診察、処方、薬剤の配送までを自宅で完結できます。
対面診療とオンライン診療にはそれぞれメリットがあり、患者さまの症状の重症度、原因、ライフスタイルに合わせて選択することが大切です。EDの症状に悩んだら、一人で抱え込まず、まずは専門医に相談し、ご自身に合った治療法を見つける一歩を踏み出しましょう。
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オンライン診療を予約するよくある質問(FAQ)
- R C Rosen, A Riley, G Wagner et al.. The international index of erectile function (IIEF): a multidimensional scale for assessment of erectile dysfunction.. Urology. 1997. PMID: 9187685. DOI: 10.1016/s0090-4295(97)00238-0
- Ioannis Mykoniatis, Nikolaos Pyrgidis, Ioannis Sokolakis et al.. Assessment of Combination Therapies vs Monotherapy for Erectile Dysfunction: A Systematic Review and Meta-analysis.. JAMA network open. 2021. PMID: 33599772. DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2020.36337
- Austen El-Osta, Gabriele Kerr, Aos Alaa et al.. Investigating self-reported efficacy of lifestyle medicine approaches to tackle erectile dysfunction: a cross-sectional eSurvey based study.. BMC urology. 2023. PMID: 36740686. DOI: 10.1186/s12894-023-01180-2
- J C Cappelleri, V J Stecher. An assessment of patient-reported outcomes for men with erectile dysfunction: Pfizer’s perspective.. International journal of impotence research. 2008. PMID: 18368055. DOI: 10.1038/ijir.2008.8