📋 この記事のポイント
五苓散や大柴胡湯をはじめとする漢方薬は、むくみ、気圧痛、ストレス太り、便秘など様々な不調に効果が期待されます。オンライン診療で、あなたの体質に合った漢方薬を見つけ、自宅で手軽に治療を始めましょう。処方の流れや料金プラン、対面診療との使い分けについても解説します。
- ✓ 五苓散はむくみや気圧痛、二日酔いなど水分代謝異常に起因する症状に用いられます。
- ✓ 大柴胡湯はストレスによる過食や便秘、脇腹からみぞおちの張りを伴う方に適しています。
- ✓ オンライン診療では、患者さまの体質(証)や生活習慣を詳細に伺い、最適な漢方薬を提案します。
五苓散や大柴胡湯をはじめとする漢方薬は、体のバランスを整え、様々な不調を改善する目的で用いられます。特に、西洋医学では対処が難しいとされる不定愁訴や体質改善において、その効果が期待されています。オンライン診療では、患者さま一人ひとりの体質や症状を丁寧に問診し、最適な漢方薬を処方することで、自宅にいながら専門的な医療を受けられる利便性を提供しています。
五苓散(ごれいさん)によるむくみ解消と水分代謝の改善(気圧痛・二日酔いにも)とは?

五苓散は、体内の水分バランスを調整し、余分な水分を排出することで、むくみや頭痛、めまいなどの症状を改善する漢方薬です。特に、水分代謝異常に起因する様々な不調に効果が期待されます。
五苓散の主な効果と作用機序
五苓散は、以下の5種類の生薬から構成されています。
- タクシャ(沢瀉)
- チョレイ(猪苓)
- ブクリョウ(茯苓)
- ソウジュツ(蒼朮)またはビャクジュツ(白朮)
- ケイヒ(桂皮)
これらの生薬が協力し、体内の「水(すい)」の巡りを改善することで、利尿作用を高め、余分な水分を体外へ排出します。これにより、むくみの軽減はもちろん、気圧の変化による頭痛(気圧痛)や、二日酔いによる吐き気や頭痛にも効果が期待できるとされています[1]。当院では、特に「雨の日に頭痛がひどくなる」「朝起きると顔がむくんでいる」といった訴えで来院される患者さまに五苓散を処方することが多く、数週間で症状の改善を実感される方が少なくありません。
どのような症状に五苓散は適していますか?
五苓散は、以下のような症状を持つ方に特に推奨されます。
- むくみ:顔や手足のむくみ、特に夕方になると足がパンパンになる方。
- 頭痛・めまい:気圧の変化や水分代謝の乱れによる頭痛、立ちくらみ、めまい。
- 二日酔い:飲酒後の吐き気、頭痛、だるさ。
- 下痢・嘔吐:急性胃腸炎による水様性の下痢や嘔吐。
オンライン診療では、これらの症状に加え、舌の状態や脈拍、腹部の診察(オンラインでは視診・問診による情報収集が主)を通して、患者さまの体質(証)を総合的に判断し、五苓散が適切かどうかを判断します。患者さまからは「自宅で診察を受けられるので、体調が悪い時でも無理なく相談できた」という声をよくいただきます。
大柴胡湯(だいさいことう)のダイエット効果|ストレス太り・筋肉質で便秘がちな人にとは?
大柴胡湯は、ストレスによる過食や便秘、脇腹からみぞおちにかけての張りを伴う方に適した漢方薬です。特に、がっちりとした体格で、比較的体力があり、イライラしやすい傾向のある「実証」タイプの方に効果が期待されます。
大柴胡湯の構成生薬と作用
大柴胡湯は、以下の8種類の生薬から構成されています。
- サイコ(柴胡)
- ハンゲ(半夏)
- オウゴン(黄芩)
- シャクヤク(芍薬)
- タイソウ(大棗)
- キジツ(枳実)
- ショウキョウ(生姜)
- ダイオウ(大黄)
これらの生薬が、肝の気の滞りを改善し、ストレスによるイライラや過食を抑制する効果、そして便通を促す作用をもたらします[2]。特にダイオウは瀉下作用(便を出す作用)があり、便秘の改善に寄与します。当院のオンライン診療では、「ストレスを感じるとつい食べ過ぎてしまう」「便秘がちで、お腹が張って苦しい」といった相談が特に多く、大柴胡湯を処方することで、食欲のコントロールがしやすくなった、便通が改善されたという報告をよく耳にします。
大柴胡湯が適しているのはどんな人?
大柴胡湯は、以下のような特徴を持つ方に特に効果が期待されます。
- 体格:がっちりとした体格で、比較的体力がある方。
- 精神状態:イライラしやすく、怒りっぽい、ストレスを感じやすい。
- 消化器症状:便秘がちで、脇腹からみぞおちにかけての張りや痛みがある。
- 食欲:ストレスによる過食傾向がある。
オンライン診療では、患者さまの生活習慣や食生活、精神的な状態まで詳しくヒアリングし、大柴胡湯がその方の「証」に合致するかどうかを慎重に判断します。治療を始めて2〜3ヶ月ほどで「以前よりイライラしなくなり、間食が減った」「便秘が改善されてお腹がスッキリした」とおっしゃる方が多いです。
自分の体質(証:実証・虚証)に合ったダイエット漢方の選び方とは?

漢方薬を選ぶ上で最も重要なのは、患者さま一人ひとりの体質や病状を総合的に判断する「証(しょう)」の概念です。証に合わない漢方薬は効果が期待できないばかりか、かえって体調を崩す可能性もあります。
漢方における「証」の考え方
- 証(しょう)
- 漢方医学において、患者さまの体質や病状、病気の進行度合いなどを総合的に判断した結果を指します。「実証」「虚証」「中間証」などに分類され、漢方薬の選択において最も重要な指標となります。
漢方では、患者さまの体質を大きく「実証(じっしょう)」と「虚証(きょしょう)」に分けます。実証は体力があり、病気に対する抵抗力が強いタイプ、虚証は体力がなく、病気に対する抵抗力が弱いタイプを指します。この他にも、気・血・水のバランスや、寒熱、臓腑の状態などを総合的に判断し、その方に最適な漢方薬を選びます。
| 項目 | 実証タイプ | 虚証タイプ |
|---|---|---|
| 体格 | がっちり、筋肉質、体力がある | 痩せ型、虚弱、疲れやすい |
| 精神状態 | イライラ、怒りっぽい、興奮しやすい | 不安、落ち込みやすい、気力がわかない |
| 消化器症状 | 便秘がち、お腹の張り、食欲旺盛 | 下痢しやすい、食欲不振、胃もたれ |
| 代表的な漢方 | 大柴胡湯、防風通聖散など | 補中益気湯、十全大補湯など |
オンライン診療での漢方薬の選び方
オンライン診療では、問診票やビデオ通話を通じて、患者さまの体格、顔色、声の調子、話し方、生活習慣、ストレスの有無、既往歴、現在の症状などを詳細に伺います。特に、初診時に「どの漢方を選べば良いか分からない」と相談される患者さまも少なくありません。当院では、これらの情報から総合的に「証」を判断し、例えば、体力があり便秘がちでイライラしやすい方には大柴胡湯、胃腸が弱く疲れやすい方には補中益気湯など、最適な漢方薬を提案します。患者さまにご自身の写真を複数枚送っていただき、それを基に医師が視診を行うこともあります。
また、ダイエット目的で漢方薬を希望される場合でも、単に体重を減らすだけでなく、体質を根本から改善し、健康的に痩せることを目指します。漢方薬は穏やかに作用するため、効果を実感するまでには時間がかかることもありますが、継続することで体調全体の改善にもつながります。
漢方薬と西洋薬(GLP-1等)の併用についてとは?
漢方薬と西洋薬の併用は、それぞれの長所を活かし、より効果的な治療を目指す上で重要な選択肢となります。しかし、併用には注意が必要であり、必ず医師の指導のもとで行うべきです。
漢方薬と西洋薬の作用の違い
西洋薬は、特定の症状や原因に対してピンポイントで作用するものが多く、即効性が期待できる場合があります。例えば、GLP-1受容体作動薬は、血糖コントロールや食欲抑制に特化した作用を持ちます。一方、漢方薬は、体全体のバランスを整え、自然治癒力を高めることで、複数の症状にアプローチし、体質改善を目指します。作用は比較的穏やかで、継続することで効果を実感することが多いです。
併用のメリットと注意点
漢方薬と西洋薬を併用するメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 相乗効果:西洋薬で症状を抑えつつ、漢方薬で体質を改善し、根本的な治療を目指す。
- 副作用の軽減:西洋薬の副作用を漢方薬で緩和する。
- 多角的なアプローチ:西洋薬では対応しきれない不定愁訴や体質的な問題に漢方薬で対応する。
しかし、併用には注意も必要です。特に、以下のような点に留意する必要があります。
相互作用:漢方薬と西洋薬の中には、相互作用を起こし、効果を増強させたり、減弱させたり、あるいは副作用を強めるものがあります。例えば、一部の漢方薬に含まれる甘草は、西洋薬のステロイド剤との併用で偽アルドステロン症のリスクを高める可能性があります。
当院では、オンライン診療の際に、現在服用中のすべての薬(市販薬やサプリメントを含む)を詳しく伺い、相互作用のリスクがないかを慎重に確認します。例えば、GLP-1製剤を使用中の患者さまが、食欲コントロールのために漢方薬を希望される場合、その方の体質やGLP-1製剤の作用を考慮し、最適な漢方薬を選定します。処方後のフォローアップでは、副作用の有無だけでなく、患者さまが治療を継続できているか、効果の実感があるかを確認するようにしています。
大柴胡湯の効果・副作用とは?
大柴胡湯は、ストレス性の肥満や便秘、高血圧傾向のある方に用いられる漢方薬ですが、その効果を最大限に引き出すためには、適切な服用と副作用への理解が不可欠です。
大柴胡湯の主な効果
大柴胡湯は、漢方医学でいう「肝の気滞(きたい)」を改善し、ストレスによる体の不調を和らげる効果が期待されます。具体的には、以下のような効果が報告されています。
- 便秘の改善:配合生薬のダイオウが腸の動きを活発にし、便通を促します[2]。
- 食欲抑制・過食改善:ストレスによる過食傾向を和らげ、食欲をコントロールしやすくする可能性があります。
- 脇腹からみぞおちの張りの軽減:「胸脇苦満(きょうきょうくまん)」と呼ばれる、脇腹からみぞおちにかけての圧痛や不快感を改善します。
- 精神安定作用:イライラや怒りっぽいといった精神的な症状を和らげる効果も期待されます。
当院では、大柴胡湯を服用された患者さまから、「便秘が解消されてお腹がスッキリした」「ストレスによる食べ過ぎが減った」といった喜びの声をよく聞きます。特に、自宅で治療を続けられる患者さまからは、「病院に行く手間が省けて、忙しい中でも治療を継続しやすいのが便利」という声をいただいています。
大柴胡湯の副作用と注意点
大柴胡湯は比較的安全性の高い漢方薬ですが、体質や体調によっては副作用が現れることがあります。主な副作用としては、以下のようなものが挙げられます。
- 消化器症状:下痢、腹痛、吐き気、食欲不振など。特にダイオウの作用により、下痢が起こりやすい場合があります。
- 肝機能障害:まれに、肝機能を示す数値の上昇が見られることがあります。
- 過敏症:発疹、かゆみなど。
大柴胡湯は体力のある「実証」タイプの方に推奨される漢方薬であり、胃腸が弱い方や、下痢をしやすい「虚証」タイプの方が服用すると、かえって体調を崩す可能性があります。また、妊娠中や授乳中の方、他の薬剤を服用中の方は、必ず医師に相談してください。
オンライン診療では、これらの副作用のリスクを十分に説明し、患者さまの体質や既往歴を詳細に確認した上で処方を行います。服用中に気になる症状が現れた場合は、すぐに相談できる体制を整えています。当院のオンライン診療では、問診で確認する項目として、便通の頻度や性状、腹部の張り具合、食欲の変化、睡眠の質、ストレスの状況などを細かくヒアリングし、患者さまの体調の変化をきめ細かく把握するように努めています。
オンライン診療のメリットと処方の流れは?

オンライン診療は、時間や場所の制約を受けずに医療を受けられる利便性と、プライバシーが守られる安心感から、多くの方に選ばれています。特に漢方薬の処方においては、患者さまの生活習慣や体質をじっくりと伺う必要があるため、自宅でリラックスして相談できるオンライン診療は非常に有効です。
オンライン診療のメリット
- 利便性:自宅や職場など、どこからでも診察を受けられます。通院にかかる時間や交通費を節約できます。
- プライバシー:デリケートな悩みも、対面よりも話しやすいと感じる方が多くいらっしゃいます。
- 継続性:定期的な受診がしやすいため、慢性的な症状や体質改善を目指す漢方治療に適しています。
- 待ち時間の短縮:予約制のため、病院での待ち時間がありません。
当院では、オンライン診療で「人目を気にせず相談できるのが良い」「仕事の合間に診察を受けられる」といった声を多数いただいており、特に忙しい現代人にとって大きなメリットとなっています。
オンライン診療での漢方薬処方の流れ
- 予約:当院のウェブサイトから、ご希望の日時を選択し、オンライン診療の予約を行います。
- 問診票の記入:事前にオンラインで問診票にご記入いただきます。現在の症状、既往歴、生活習慣、服用中の薬など、詳細な情報をお伺いします。
- 診察:予約時間になったら、スマートフォンやPCを使ってビデオ通話で医師とつながります。問診票の内容に基づき、医師がさらに詳しく症状や体質についてヒアリングします。
- 処方:診察結果に基づき、患者さまの「証」に合った漢方薬を処方します。服用方法や注意点についても丁寧に説明します。
- 薬剤の配送:処方された漢方薬は、ご自宅まで配送されます。プライバシーに配慮した梱包でお届けします。
当院では、患者さまが安心して治療を継続できるよう、料金プランも明確に提示しており、定期配送オプションもご用意しています。これにより、薬が切れる心配なく、継続的な治療が可能です。オンライン診療では、対面診療で得られる情報(例えば、直接触診する腹診など)が限られるため、患者さまからの詳細な情報提供が特に重要になります。そのため、当院では問診に十分な時間をかけ、患者さまの訴えに耳を傾けることを重視しています。
対面診療とオンライン診療、どちらを選ぶべき?
オンライン診療は非常に便利ですが、すべての症状や状況に適しているわけではありません。ご自身の症状やライフスタイルに合わせて、対面診療とオンライン診療を適切に使い分けることが重要です。
オンライン診療が適しているケース
- 慢性的な症状の継続治療:症状が安定しており、定期的な処方や経過観察が必要な場合。
- 体質改善目的の漢方治療:じっくりと体質改善に取り組みたい方。
- 通院が困難な方:遠方にお住まいの方、仕事や育児で忙しい方、移動が困難な方。
- プライバシーを重視したい方:デリケートな悩みを相談したい場合。
当院のオンライン診療では、初診の患者さまに対しても丁寧な問診を心がけ、オンラインでの診療が適切かどうかを判断します。「オンラインでどこまで診てもらえるのか」と不安に思われる方もいらっしゃいますが、当院では、患者さまの症状とオンライン診療の特性を考慮し、可能な限り質の高い医療を提供できるよう努めています。
対面診療を検討すべきケース
- 急性期の症状や重篤な症状:急な発熱、激しい痛み、意識障害など、緊急性の高い症状がある場合。
- 詳細な身体診察や検査が必要な場合:聴診、触診、血液検査、画像診断などが必要と判断される場合。
- オンラインでのコミュニケーションに不安がある場合:直接医師と話したい、画面越しでは伝えにくいと感じる場合。
- 診断が難しい複雑な症状:複数の症状が絡み合い、診断に時間を要する場合。
当院では、オンライン診療で対応が難しいと判断した場合や、より詳細な検査が必要な場合は、速やかに適切な医療機関への受診をお勧めしています。患者さまの安全と最適な治療を最優先に考えていますので、ご自身の判断に迷う場合は、まずはオンラインでご相談ください。医師が適切なアドバイスをいたします。
まとめ
五苓散や大柴胡湯をはじめとする漢方薬は、個々の体質(証)に合わせて選ぶことで、むくみ、気圧痛、二日酔い、ストレス性の肥満、便秘など、多岐にわたる症状の改善に効果が期待できます。オンライン診療は、これらの漢方治療を自宅で気軽に受けられる利便性を提供し、プライバシー保護や継続的な治療のしやすさといったメリットがあります。当院では、患者さま一人ひとりの状態を丁寧に問診し、最適な漢方薬の提案から、西洋薬との併用に関する注意点、そして料金プランや定期配送オプションまで、安心して治療を継続できる体制を整えています。症状やライフスタイルに応じて、オンライン診療と対面診療を適切に使い分け、ご自身の健康維持に役立ててください。
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