フェキソフェナジンの効果・副作用 – 東京オンラインクリニック

フェキソフェナジンの効果・副作用

薬名: フェキソフェナジン
読了時間: 約1分

フェキソフェナジンとは

フェキソフェナジンは、第2世代抗ヒスタミン薬の一つであり、花粉症やアレルギー性鼻炎、蕁麻疹などのアレルギー症状を抑えるために広く使用されています。有効成分であるフェキソフェナジン塩酸塩は、眠気を引き起こしにくいことが特徴であり、日中の活動に影響を与えにくい抗アレルギー薬として人気があります。

本剤は、ヒスタミンH1受容体を選択的に遮断することで、アレルギー症状の原因となるヒスタミンの作用を抑え、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・皮膚のかゆみなどの症状を改善します。

フェキソフェナジンの効果

フェキソフェナジンは以下のような症状に対して有効です。

  • 花粉症やアレルギー性鼻炎(くしゃみ、鼻水、鼻づまりの緩和)
  • 蕁麻疹や皮膚のかゆみの軽減
  • その他のアレルギー症状(湿疹、皮膚炎)

フェキソフェナジンは、抗ヒスタミン作用を持ちつつ、眠気を起こしにくいため、運転や仕事中でも使用しやすいのが特徴です。

効果発現までの時間と持続時間

フェキソフェナジンは、通常服用後1〜2時間程度で効果が現れ、その後約24時間持続します。そのため、1日1〜2回の服用で安定した効果を得ることができます。

フェキソフェナジンの用法・用量

  • 通常、成人には1回60mgまたは120mgを1日2回、または180mgを1日1回服用します。
  • 小児(7歳以上)は1回30mgを1日2回服用。
  • 食事の影響を受けにくいため、食前・食後どちらでも服用可能。

フェキソフェナジンの利点と他の抗ヒスタミン薬との比較

フェキソフェナジンは、第1世代抗ヒスタミン薬と比較して眠気が少なく、安全性が高いとされています。他の第2世代抗ヒスタミン薬と比較しても、脳内への移行性が低いため、中枢神経系への影響が少なく、眠気や集中力の低下が起こりにくい特徴があります。

抗ヒスタミン薬眠気の副作用持続時間主な特徴
フェキソフェナジンほぼなし約24時間眠気が少なく、運転可
セチリジンややあり約24時間一部の人に眠気あり
ロラタジンほぼなし約24時間眠気は少ないが個人差あり
クロルフェニラミン(第1世代)強い4〜6時間強い鎮静作用あり

臨床成績

アレルギー性鼻炎(国内第Ⅲ相試験・成人)

日本国内で実施された季節性アレルギー性鼻炎患者を対象とした臨床試験(解析対象307例)では、フェキソフェナジン塩酸塩60mgを1日2回、2週間経口投与した際、くしゃみ発作、鼻汁、眼症状の合計症状スコアが有意に改善しました。プラセボ群と比較すると、症状の変化量は以下の通りです。

投与群症例数投与前(平均±SE)変化量(平均±SE)検定(共分散分析)
プラセボ1056.74±0.140.07±0.18
60mg1006.64±0.14-0.36±0.18p=0.0244

副作用発現率は9.9%(10/101例)であり、主な副作用は眠気(3.0%)、白血球減少(3.0%)でした。

アレルギー性鼻炎(海外第Ⅲ相試験・成人)

秋季季節性アレルギー性鼻炎患者570例を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験において、フェキソフェナジン塩酸塩60mgの1日2回投与は、症状スコアの有意な減少を示しました。

投与群症例数投与前(平均±SE)変化量(平均±SE)検定(共分散分析)
プラセボ1418.88±0.14-1.56±0.20
60mg1418.81±0.14-2.64±0.20p=0.0001

副作用発現率は14.2%(20/141例)であり、主な副作用は頭痛(2.8%)、めまい(2.1%)、白血球減少(2.1%)でした。

まとめ

  • アレルギー症状(花粉症・蕁麻疹・皮膚炎)に高い効果を発揮
  • 服用後1〜2時間で効果が現れ、約24時間持続
  • 眠気がほぼなく、運転や仕事にも支障が少ない
  • アルコールやグレープフルーツジュースとの併用に注意
  • 腎機能が低下している方は用量調整が必要

フェキソフェナジンは、花粉症やアレルギー症状を改善しながらも、日常生活に影響を与えにくい抗アレルギー薬として、多くの患者に選ばれています。

参考文献

関連する診療科目

花粉症治療

保険適用の花粉症・アレルギー性鼻炎の治療。

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