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1日の抜け毛本数が正常範囲内か、AGAの兆候はないか不安な方へ。専門医が正常な抜け毛本数の目安とAGAの境界線を解説。オンライン診療のメリットや治療の流れ、料金プラン、対面診療との使い分けについても詳しくご紹介します。
- ✓ 1日の抜け毛本数は個人差が大きいものの、一般的に50~100本程度は正常範囲内です。
- ✓ AGA(男性型脱毛症)は抜け毛の本数だけでなく、毛髪の質の変化や生え際の進行パターンで判断されます。
- ✓ 抜け毛の増加や薄毛の進行が気になる場合は、オンライン診療を活用し早期に専門医へ相談することが重要です。
「最近、抜け毛が増えた気がする」「これってAGAの始まり?」と不安を感じている方は少なくありません。特に、朝起きたときの枕元やシャンプー後の排水溝に溜まる毛髪の量を見て、心配になる方もいらっしゃるでしょう。しかし、抜け毛は生理現象であり、ある程度の本数は毎日発生します。この記事では、1日の正常な抜け毛本数の目安と、AGAとの境界線をどのように見極めるかについて、専門的な視点から詳しく解説します。
1日の正常な抜け毛本数はどのくらい?

髪の毛は常に生え替わっており、毎日一定の抜け毛があるのは自然なことです。では、具体的にどれくらいの抜け毛であれば正常と判断できるのでしょうか。
人間の髪の毛は、成長期、退行期、休止期という3つのサイクルを繰り返しています。髪の毛全体の約85〜90%が成長期にあり、数年から数十年かけて成長します。残りの約10〜15%が退行期や休止期に入り、やがて自然に抜け落ち、新しい髪の毛が生えてくる準備をします。このサイクルの過程で、1日に抜ける髪の毛の数は個人差が大きいものの、一般的には50本から100本程度が正常範囲内とされています[1]。
当院では、初診時に「シャンプーの時にごっそり抜ける」「朝起きたら枕に大量の髪の毛が」と訴える患者さまが多くいらっしゃいます。しかし、詳しくお話を伺うと、実際には正常範囲内の抜け毛であるケースも少なくありません。特に女性は、髪が長い分、抜けた毛がより多く見えるため、不安を感じやすい傾向があります[4]。
季節の変わり目、特に秋には抜け毛が増える傾向があることも知られています。これは、夏の紫外線ダメージや頭皮環境の変化が影響していると考えられます。また、ストレスや疲労、栄養状態、ホルモンバランスの変化なども一時的な抜け毛の増加につながることがあります。
- ヘアサイクル(毛周期)
- 髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期を指します。成長期(数年〜数十年)、退行期(数週間)、休止期(数ヶ月)の3つの段階があり、健康な髪の毛は成長期が長く、太く長く成長します。AGAではこの成長期が短縮され、細く短い毛が増えることで薄毛が進行します。
抜け毛本数の数え方と注意点
正確な抜け毛本数を数えるのは難しいですが、目安を知るための方法として「洗髪時の抜け毛」をチェックすることが挙げられます。洗髪時に抜ける毛は、その日に抜ける毛の大部分を占めることが多いからです[2]。シャンプー後、排水溝に溜まった毛を集めて数えてみることで、おおよその本数を把握できます。
ただし、この方法はあくまで目安であり、数日間の平均を取るなどして判断することが望ましいです。また、ブラッシングやタオルドライの際にも抜け毛は発生します。重要なのは、一時的な増減に一喜一憂するのではなく、継続的な変化に目を向けることです。
抜け毛の本数だけにとらわれず、抜け毛の質(太さや長さ)や、薄毛が進行している部位、頭皮の状態なども総合的に観察することが重要です。
AGA(男性型脱毛症)の境界線とは?
抜け毛が増えたと感じても、それが必ずしもAGAであるとは限りません。AGAは単なる抜け毛の増加だけでなく、特定のパターンで進行する脱毛症です。では、どのような状態からAGAを疑うべきなのでしょうか。
AGAの最も特徴的な兆候は、毛髪の質の変化です。通常、健康な髪の毛は太くしっかりしていますが、AGAが進行すると、成長期が短縮されることで、細く短い「軟毛」が増えていきます。これにより、一本一本の髪の毛が弱々しくなり、全体のボリュームが減少して地肌が透けて見えるようになります[3]。
当院のオンライン診療では、患者さまにご自身の頭部の写真を複数枚送っていただき、それを基に医師が視診を行います。特に、生え際(M字部分)や頭頂部(O字部分)の毛髪の密度や太さの変化、産毛の増加などを重点的に確認し、AGAの典型的なパターンに合致するかどうかを判断します。
AGAの主な特徴
- 生え際の後退(M字型脱毛): 額の生え際がM字型に後退していくパターン。
- 頭頂部の薄毛(O字型脱毛): 頭のてっぺんが薄くなるパターン。
- 毛髪の軟毛化: 抜け毛だけでなく、残っている髪の毛が細く、短く、コシがなくなる。
- 進行性: 治療せずに放置すると、薄毛が徐々に進行する。
これらの特徴が複数見られる場合、AGAである可能性が高まります。特に、家族に薄毛の人がいる場合(遺伝的要因)は、AGAの発症リスクが高まります。
抜け毛が気になる時はどうすれば良い?

抜け毛の増加や薄毛の兆候に気づいたとき、自己判断で悩みを抱え込まず、早めに専門医に相談することが重要です。AGAは進行性の疾患であり、早期に治療を開始することで、より効果的な結果が期待できます。
オンライン診療のメリットと流れ
当院では、オンライン診療を通じて、AGA治療に関するご相談を受け付けております。オンライン診療には、以下のようなメリットがあります。
- 利便性: どこからでも診察が受けられ、通院の手間や待ち時間がありません。忙しい方でも気軽に相談できます。
- プライバシーの確保: 自宅など、ご自身が安心できる場所で診察を受けられるため、他人の目を気にすることなく相談できます。
- 早期相談: 病院に行くハードルが下がることで、薄毛の初期段階から専門医に相談しやすくなります。
当院のオンライン診療の流れは以下の通りです。
- 予約: まずは当院のウェブサイトからオンライン診療の予約を行います。ご希望の日時を選択し、問診票にご記入いただきます。
- 診察: 予約時間になりましたら、スマートフォンやPCを通じて医師とビデオ通話で診察を行います。問診票の内容に基づき、抜け毛の状況、薄毛のパターン、既往歴、服用中の薬などについて詳しくお伺いします。この際、患者さまには頭部の写真を複数枚送っていただき、医師が視診を行います。
- 処方: 医師がAGAと診断し、治療が必要と判断した場合、患者さまの状態に合わせた治療薬を処方します。当院では、フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬、ミノキシジル外用薬などを扱っています。
- 配送: 処方されたお薬は、ご自宅に直接配送されます。プライバシーに配慮し、中身が分からないように梱包してお届けします。
処方後のフォローアップでは、副作用の有無だけでなく、患者さまが治療を継続できているか、効果の実感があるかを確認するようにしています。治療を始めて数ヶ月ほどで「抜け毛が減った」「髪の毛にコシが出てきた」とおっしゃる方が多いです。
AGA治療の料金プランと定期配送オプション
AGA治療は継続が重要です。当院では、患者さまが安心して治療を続けられるよう、様々な料金プランと定期配送オプションをご用意しています。
治療薬の種類や期間に応じた料金プランがあり、ご自身の予算やライフスタイルに合わせて選択いただけます。また、定期配送オプションをご利用いただくことで、毎月自動的にお薬が届くため、薬切れの心配がなく、治療を途切れることなく継続することが可能です。定期配送では割引が適用されるプランもあり、経済的な負担を軽減しながら治療を続けたい方におすすめです。
| 項目 | オンライン診療 | 対面診療 |
|---|---|---|
| 通院の手間 | 不要(自宅で完結) | 必要(移動時間・待ち時間) |
| プライバシー | 高(自宅で診察) | 中(クリニックで診察) |
| 薬の受け取り | 自宅へ配送 | 薬局で受け取り |
| 費用 | 診察料+薬代+送料 | 診察料+薬代 |
| 視診の精度 | 写真とビデオ通話による | 直接医師が確認 |
対面診療とオンライン診療、どう使い分けるべき?

オンライン診療は非常に便利ですが、薄毛の状態や患者さまの希望によっては、対面診療が適しているケースもあります。それぞれの特徴を理解し、適切に使い分けることが大切です。
オンライン診療が向いているケース
- 薄毛の初期段階で、まずは相談してみたい方: 進行が軽度で、治療の選択肢について知りたい場合に適しています。
- AGAの診断が確定しており、継続治療を希望する方: 薬の処方が主な目的である場合、定期的なオンライン診療が便利です。
- 多忙でクリニックに通う時間がない方: 移動時間や待ち時間を削減できます。
- プライバシーを重視したい方: 自宅など、他人の目を気にせず診察を受けたい場合に最適です。
自宅で治療を続けられる患者さまからは、「クリニックに行く手間が省けて、仕事の合間にも診察を受けられるのが便利」という声をいただいています。
対面診療が向いているケース
- 薄毛の原因がAGAかどうか判断が難しい場合: 自己判断が難しい、他の皮膚疾患の可能性も疑われる場合は、医師による直接の触診や検査が必要になることがあります。
- より詳細な頭皮・毛髪検査を希望する場合: ダーモスコピーなどを用いた詳細な検査は、対面診療でしか行えません。
- 治療効果が思わしくない、または副作用が強く出ている場合: 治療計画の見直しや、より綿密なカウンセリングが必要な場合は、対面での診察が適しています。
当院では、オンライン診療で対応が難しいと判断した場合や、患者さまが対面診療を希望される場合には、提携の医療機関をご紹介することも可能です。患者さまにとって最適な治療を提供できるよう、柔軟に対応しています。
まとめ
1日の抜け毛本数は、個人差があるものの50~100本程度であれば正常範囲内とされています。しかし、抜け毛の本数だけでなく、毛髪の質が細く弱々しくなったり、生え際や頭頂部が後退するといった特徴が見られる場合は、AGAの可能性を考慮する必要があります。
AGAは進行性の疾患であり、早期に専門医に相談し、適切な治療を開始することが重要です。当院のオンライン診療では、利便性とプライバシーを確保しながら、AGAの診断から治療薬の処方、定期配送までをサポートしています。ご自身の薄毛や抜け毛に不安を感じたら、一人で悩まず、まずはオンライン診療で専門医にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
- Maja Kovacevic, Andy Goren, Jerry Shapiro et al.. Prevalence of hair shedding among women.. Dermatologic therapy. 2017. PMID: 27712018. DOI: 10.1111/dth.12415
- Xiangqian Li, Xianghe Wang, Chen Wang et al.. Hair Shedding Evaluation for Alopecia: A Refined Wash Test.. Clinical, cosmetic and investigational dermatology. 2022. PMID: 35115799. DOI: 10.2147/CCID.S347898
- Lingbo Bi, Haili Kan, Jing Wang et al.. Whether the transient hair shedding phase exist after minoxidil treatment and does it predict treatment efficacy? A retrospective study in androgenetic alopecia patients.. The Journal of dermatological treatment. 2025. PMID: 40122142. DOI: 10.1080/09546634.2025.2480739
- María Abril Martínez-Velasco, Norma Elizabeth Vázquez-Herrera, Austin John Maddy et al.. The Hair Shedding Visual Scale: A Quick Tool to Assess Hair Loss in Women.. Dermatology and therapy. 2022. PMID: 28220468. DOI: 10.1007/s13555-017-0171-8
- プロペシア(フィナステリド)添付文書(JAPIC)
- ザガーロ(デュタステリド)添付文書(JAPIC)