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フィナステリド副作用と安全性|医師が解説

📋 この記事のポイント

フィナステリドの副作用と安全性について、発生率、性機能・肝機能への影響、精神的副作用、PFS、献血・妊活の注意点を医師が解説します。

最終更新日: 2026-04-25
📋 この記事のポイント
  • フィナステリドの副作用は様々ですが、発生率は比較的低いとされています。
  • ✓ 性機能障害や精神的な副作用は稀ですが、服用前に医師と十分に相談することが重要です。
  • ✓ 服用中の献血制限や妊婦への接触注意など、特定の状況下での注意点を理解しましょう。
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき作成されています。記事内には当院の治療・サービスに関する情報が含まれます。

フィナステリドは男性型脱毛症(AGA)の治療薬として広く用いられていますが、その効果と同時に副作用についても理解しておくことが重要です。この記事では、フィナステリドの主な副作用と安全性について、専門的な視点から詳しく解説します。

フィナステリドの副作用一覧と発生率(臨床データ)とは?

フィナステリド服用で報告された性機能障害や肝機能異常の発生率データ
フィナステリドの副作用と発生率

フィナステリドは、男性型脱毛症(AGA)の進行を抑制するために処方される内服薬です。この薬は、男性ホルモンであるテストステロンが、より強力なジヒドロテストステロン(DHT)に変換されるのを阻害することで、脱毛の進行を抑え、発毛を促進します。しかし、薬には効果だけでなく、副作用のリスクも伴います。

フィナステリドの副作用は、臨床試験において比較的低い発生率で報告されています。主な副作用としては、性機能障害(性欲減退、勃起機能不全など)、肝機能障害、精神的な影響(抑うつ気分など)などが挙げられます。これらの副作用は、服用を中止することで改善することが多いですが、一部の患者さんでは持続する場合もあります[1]

国内の臨床試験では、フィナステリド1mgを服用した際の副作用発現率は、プラセボ群と比較してわずかに高い程度でした。例えば、性欲減退は1.1%、勃起機能不全は0.7%と報告されています[5]。当院では、初診時に「副作用が心配でなかなか治療に踏み切れない」と相談される患者さまも少なくありませんが、これらのデータに基づき、個々の患者さまのリスクとベネフィットを慎重に評価し、治療方針を決定しています。

フィナステリドの副作用発現率に関する詳細なデータは以下の通りです。

副作用の種類発生率(国内臨床試験)[5]
性欲減退1.1%
勃起機能不全0.7%
肝機能障害(ALT上昇)0.2%
抑うつ気分0.1%未満
乳房圧痛・腫大0.1%未満

これらの数値は、あくまで臨床試験における報告であり、全ての患者さんに当てはまるわけではありません。また、副作用の感じ方には個人差があります。オンライン診療では、患者さまにご自身の現在の健康状態や既往歴を詳細に問診票でご記入いただき、それに基づいて医師が診察を行います。処方後のフォローアップでは、副作用の有無だけでなく、患者さまが治療を継続できているか、効果の実感があるかを確認するようにしています。

フィナステリドの性機能への副作用(ED・性欲減退)の実態とは?

フィナステリドの服用を検討している多くの患者さんが懸念されるのが、性機能への影響です。具体的には、勃起機能不全(ED)や性欲減退が副作用として報告されています。

フィナステリドは、体内のジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制することで効果を発揮しますが、DHTは性機能にも関与するホルモンであるため、その抑制が性機能に影響を与える可能性があります。しかし、その発生率は比較的低いとされています。複数の研究をまとめたシステマティックレビューでは、性機能障害の発生率はプラセボ群と比較してわずかに増加する程度であり、そのほとんどは可逆性であると報告されています[1]。国内の臨床試験では、性欲減退が1.1%、勃起機能不全が0.7%の頻度で報告されています[5]

臨床の現場では、「性欲が以前よりなくなった気がする」「勃起しにくくなった」というケースを稀に経験します。このような訴えがあった場合、まずは服用量や期間、他の要因(ストレス、生活習慣など)を総合的に評価し、必要に応じて薬の減量や一時的な中止を検討します。また、性機能に関する問題はデリケートなため、当院のオンライン診療では、患者さまが安心して相談できるよう、プライバシーに配慮した環境で診察を行っています。患者さまからは、「対面では話しにくい内容も、オンラインだと相談しやすい」という声をいただくことがあります。

性機能への副作用は、服用開始後早期に現れることが多く、服用を中止することで改善が期待できます。しかし、一部の患者さんでは服用中止後も症状が持続する「ポストフィナステリド症候群(PFS)」の可能性も指摘されており、これについては後述します。治療を始める前には、これらのリスクについて十分に理解し、医師と相談することが重要です。

勃起機能不全(ED)
性行為に十分な勃起が得られない、または維持できない状態を指します。フィナステリドの副作用として報告されることがあります。

性機能への影響は、個人の体質や心理状態によっても大きく左右されるため、気になる症状があればすぐに医師に相談してください。当院では、患者さま一人ひとりの状況に合わせて、最適な治療計画を提案しています。

フィナステリドの肝機能への影響はあるのか?

フィナステリドが肝臓に与える影響と肝機能検査の重要性を示すグラフ
フィナステリドと肝機能への影響

フィナステリドの服用において、肝機能への影響を懸念される方もいらっしゃるかもしれません。薬は体内で代謝されるため、肝臓に負担がかかる可能性はゼロではありません。

フィナステリドは主に肝臓で代謝される薬剤です。そのため、肝機能障害のある患者さんや、他の肝臓に負担をかける可能性のある薬剤を服用している患者さんには注意が必要です。しかし、健康な成人男性が通常の用量でフィナステリドを服用した場合、肝機能に重大な影響を及ぼすことは稀であるとされています。国内の臨床試験では、肝機能障害(ALT上昇)の発生率は0.2%と非常に低く報告されています[5]

当院では、オンライン診療の問診時に、患者さまの既往歴や現在服用中の薬剤について詳しくお伺いしています。特に、肝炎や肝硬変などの肝疾患の既往がある方、または定期的な飲酒習慣がある方には、より慎重な判断が必要です。必要に応じて、治療開始前に血液検査による肝機能の評価をお勧めすることもあります。臨床の現場では、定期的な血液検査で異常が見られるケースは稀ですが、万が一異常が確認された場合は、直ちにフィナステリドの服用中止を検討し、専門医への受診を促します。

⚠️ 注意点

重度の肝機能障害がある患者さんへのフィナステリドの投与は推奨されていません。必ず医師に相談し、適切な判断を仰いでください。

肝機能に不安がある場合は、自己判断せずに必ず医師に相談し、適切な検査や治療方針の決定を行うことが大切です。オンライン診療でも、患者さまの健康状態を詳細に把握し、安全な治療を提供できるよう努めています。

フィナステリドと精神的副作用(うつ・不安)の関連性は?

フィナステリドの服用に関連して、精神的な副作用、特に抑うつ気分や不安感の報告が増えてきています。これは、近年注目されている副作用の一つです。

フィナステリドは、5αリダクターゼという酵素を阻害することでDHTの生成を抑えますが、この酵素は脳内にも存在し、神経ステロイドの代謝にも関与していることが知られています。そのため、フィナステリドの服用が脳内の神経伝達物質のバランスに影響を与え、精神的な不調を引き起こす可能性が指摘されています[3]。抑うつ気分や不安感、さらには自殺念慮といった重篤な精神症状が報告されることもあります[4]。国内の臨床試験では、抑うつ気分は0.1%未満と非常に稀な副作用として報告されていますが、その影響は無視できません[5]

当院のオンライン診療では、問診票で精神疾患の既往歴や現在の精神状態について詳細に確認しています。初診時に「最近気分が落ち込みやすい」「以前から不安を感じやすい」といった相談があった場合は、フィナステリドの処方を慎重に検討し、精神科医との連携も視野に入れます。臨床の現場では、治療を始めて数ヶ月ほどで「なんとなく気分が沈むことが増えた」とおっしゃる方が稀にいらっしゃいます。そのような場合は、すぐに服用を中止し、症状の経過を観察するとともに、必要に応じて専門医への受診を促します。

精神的な副作用は、患者さん自身が自覚しにくい場合や、周囲も気づきにくい場合があります。そのため、フィナステリドを服用中に気分が落ち込む、不安が強い、集中力が続かないなどの症状が現れた場合は、決して自己判断せずに速やかに医師に相談することが非常に重要です。オンライン診療では、患者さまの表情や声のトーンなど、非言語的な情報からも精神状態の変化を注意深く観察するよう心がけています。

ポストフィナステリド症候群(PFS)の真実|エビデンスと対策

ポストフィナステリド症候群(PFS)とは、フィナステリドの服用を中止した後も、性機能障害や精神神経症状、身体症状などが持続する状態を指します。この症候群については、その存在やメカニズム、治療法に関して、まだ多くの議論がなされています。

PFSは、フィナステリドの服用中止後も、性欲減退、勃起機能不全、射精障害、抑うつ気分、不安、認知機能障害、疲労感、乳房の痛みなどの症状が数ヶ月から数年にわたって持続すると報告されています。しかし、その病態生理は完全には解明されておらず、診断基準も確立されていません。国際的な研究機関や患者団体がPFSに関する研究を進めていますが、現時点では、フィナステリドとの因果関係や発症メカニズムについて、さらなるエビデンスの蓄積が求められています[3]

臨床の現場では、PFSを疑う患者さまからの訴えがあった場合、まずは他の疾患や心理的要因を除外するための詳細な問診と検査を行います。当院のオンライン診療では、患者さまが服用を中止した後も、気になる症状があればいつでも相談できる体制を整えています。治療を始めて数ヶ月ほどで「薬をやめても性欲が戻らない」とおっしゃる方が稀にいらっしゃいますが、そのような場合、私たちは患者さまの訴えを真摯に受け止め、症状の経過を丁寧にヒアリングし、必要に応じて専門医療機関への紹介も検討します。

PFSの予防策としては、フィナステリドの服用開始前に、そのリスクとベネフィットについて十分に理解し、医師と相談することが最も重要です。また、服用中に異常を感じた場合は、速やかに医師に相談し、適切な対応を取ることが求められます。現時点では確立された治療法はありませんが、症状に応じた対症療法や、生活習慣の改善、心理的サポートなどが有効であると考えられています。

⚠️ 注意点

PFSはまだ研究段階の症候群であり、その診断や治療には専門的な知識が必要です。自己判断せず、必ず医師に相談してください。

フィナステリド服用中の献血・妊活の注意点とは?

フィナステリド服用中の献血制限や妊活における注意点を説明する図
フィナステリド服用中の献血・妊活

フィナステリドを服用している期間中には、献血や妊活に関して特別な注意が必要です。これは、フィナステリドの成分が体内に残り、他者に影響を与える可能性があるためです。

献血に関する注意点

フィナステリドは、男性ホルモンに作用する薬剤であるため、特に女性、特に妊婦や妊娠の可能性がある女性への影響が懸念されます。フィナステリドの成分が混入した血液が、輸血によって妊婦に投与された場合、胎児の生殖器の発育に影響を及ぼす可能性が指摘されています。そのため、フィナステリドを服用している間、および服用中止後一定期間は献血が制限されています。一般的に、フィナステリドの最終服用日から1ヶ月間は献血を控えるよう呼びかけられています。これは、体内の薬物濃度が十分に低下するまでの期間を考慮したものです。

当院のオンライン診療では、フィナステリドを処方する際に、献血に関するこの重要な注意点を必ず患者さまにお伝えしています。臨床の現場では、定期的に献血を行っている患者さまもいらっしゃるため、治療開始前に必ず確認し、献血の制限について丁寧に説明するようにしています。「献血が趣味だから続けたい」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、安全のためにはこの制限を遵守することが不可欠です。

妊活に関する注意点

フィナステリドは、男性の精液中に微量ながら移行することが報告されています[5]。そのため、フィナステリドを服用中の男性がパートナーと妊活を行う場合、胎児への影響を懸念する声があります。フィナステリドが胎児の生殖器形成に影響を与えるリスクは非常に低いと考えられていますが、念のため、妊娠を希望するパートナーがいる場合は、服用を中止するか、他の避妊方法を併用することが推奨されることがあります。

当院では、妊活を検討している患者さまに対しては、フィナステリドの服用を一時的に中止することをお勧めすることがあります。また、治療開始前に「将来的に子どもを考えている」と相談される患者さまも少なくありません。そのような場合は、フィナステリドの服用による影響と、治療の中断によるAGAの進行リスクを比較検討し、患者さまご自身が納得できる選択をできるようサポートしています。治療を始めて数ヶ月ほどで「妊活を始めることになった」とおっしゃる方が多いので、その都度、状況に応じてアドバイスを行っています。

また、フィナステリドの錠剤は、粉砕したり割ったりしてはいけません。薬剤の成分が皮膚から吸収されると、特に妊娠中の女性に影響を及ぼす可能性があるため、取り扱いには十分な注意が必要です[5]

まとめ

フィナステリドは男性型脱毛症(AGA)の有効な治療薬ですが、その効果と同時に副作用についても正しく理解しておくことが重要です。性機能障害や肝機能障害、精神的な副作用は比較的低い発生率で報告されていますが、個々の患者さんによって症状の現れ方や感じ方は異なります。特に、ポストフィナステリド症候群(PFS)については、まだ研究段階ですが、その可能性も考慮に入れる必要があります。また、献血や妊活においては、フィナステリドの服用が他者に影響を与える可能性があるため、特定の注意点を守る必要があります。当院では、オンライン診療を通じて、患者さま一人ひとりの状況を丁寧にヒアリングし、副作用のリスクとベネフィットを十分に説明した上で、安全で効果的な治療計画を提案しています。気になる症状や不安な点があれば、自己判断せずにいつでも医師にご相談ください。

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よくある質問(FAQ)

フィナステリドの副作用はどのくらいの期間で現れますか?
副作用は服用開始後比較的早期に現れることが多いですが、個人差があります。数週間から数ヶ月で症状が現れることもあれば、長期服用後に気づくこともあります。気になる症状があれば、服用期間に関わらず速やかに医師にご相談ください。
副作用が出た場合、服用を中止すれば改善しますか?
多くの場合、フィナステリドの服用を中止することで副作用は改善するとされています。しかし、一部の患者さんでは服用中止後も症状が持続する「ポストフィナステリド症候群(PFS)」の可能性も指摘されています。自己判断で中止せず、必ず医師の指示に従ってください。
フィナステリドとデュタステリドでは副作用に違いがありますか?
フィナステリドとデュタステリドはどちらも5αリダクターゼ阻害薬ですが、作用機序や効果の強さに違いがあります。副作用の種類は似ていますが、発生率や重症度に若干の違いがある可能性があります。どちらの薬がご自身に適しているかは、医師との相談で決定してください。
この記事の監修医
👨‍⚕️
丸岩裕磨
美容皮膚科医
👨‍⚕️
倉田照久
医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長

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