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ドロエチの効果・副作用・飲み方|保険適用とヤーズとの違い - 東京オンラインクリニック

ドロエチの基本情報(効果・副作用・飲み方)

薬名: ドロエチ
読了時間: 約10分
低用量ピル・婦人科領域薬の薬剤解説
ドロエチの基本情報(効果・副作用・飲み方)|医師が解説

ドロエチの効果、飲み方、副作用、飲み忘れ時の対応、オンライン診療で相談する際の確認点を、一次資料に基づいて整理しています。

Clinical Reference
作用
排卵抑制などにより避妊・月経を調整
主な副作用
吐き気・頭痛・不正出血など
注意
血栓症リスク・喫煙・持病を確認
相談目安
飲み忘れ・副作用・併用薬は医師へ
公式薬剤画像
ドロエチ配合錠「あすか」のPTPシート製剤写真
ドロスピレノン・エチニルエストラジオールを有効成分とするドロエチ配合錠「あすか」のPTPシート写真です。製品外観は包装・供給時期により異なる場合があります。
出典:あすか製薬:ドロエチ配合錠「あすか」製品情報
最終更新日: 2026-07-06
📋 この記事のポイント
  • ✓ ドロエチは月経困難症や子宮内膜症に伴う疼痛の改善、避妊に用いられる低用量ピルです。
  • ✓ 血栓症などの重篤な副作用リスクがあり、服用前には医師による詳細な問診と検査が不可欠です。
  • ✓ オンライン診療では、患者さまの既往歴や生活習慣を詳細に確認し、安全性を最優先に処方可否を判断します。
※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき作成されています。記事内には当院の治療・サービスに関する情報が含まれます。

ドロエチは、有効成分としてドロスピレノンとエチニルエストラジオールを配合した低用量経口避妊薬(LEP製剤)です。主に月経困難症の改善や子宮内膜症に伴う疼痛の改善、そして避妊を目的として処方されます。当院では、月経に関するお悩みを抱える多くの患者さまから、ドロエチについてのご相談をいただくことが多いです。

ドロエチとは?その特徴と作用機序

ドロエチは、黄体ホルモンであるドロスピレノンと卵胞ホルモンであるエチニルエストラジオールを配合した、一相性の低用量経口避妊薬です。この薬剤は、月経困難症の治療薬として、また避妊薬としても承認されています。当院では、患者さまの症状やライフスタイルに合わせて、この薬剤の選択肢を提案することがあります。

ドロエチとホルモンバランス調整の仕組みを示す参考画像

ドロエチの有効成分と作用

ドロエチの主な有効成分は、以下の2つです。

  • ドロスピレノン(Drospirenone):合成黄体ホルモンの一種で、抗ミネラルコルチコイド作用と抗アンドロゲン作用を持つことが特徴です。これにより、月経前のむくみや体重増加、ニキビなどの症状の軽減が期待できるとされています。
  • エチニルエストラジオール(Ethinylestradiol):合成卵胞ホルモンの一種で、排卵を抑制する作用があります。

これらのホルモンが組み合わさることで、主に以下の作用が期待されます。

  • 排卵の抑制:卵胞の発育を抑え、排卵を起こらなくします。
  • 子宮内膜の変化:子宮内膜が厚くなるのを抑え、受精卵が着床しにくい状態にします。
  • 子宮頸管粘液の変化:子宮頸管の粘液を変化させ、精子が子宮内へ侵入しにくくします。

これらの複合的な作用により、避妊効果を発揮し、またホルモンバランスを整えることで月経困難症や子宮内膜症に伴う疼痛の改善にも寄与すると考えられています[1][2][3][4]。実際の診療では、月経痛がひどく日常生活に支障をきたしている患者さまに、ドロエチを処方することで症状が大きく改善したというフィードバックをいただくことがあります。

LEP製剤とは
Low dose Estrogen Progestinの略で、低用量ピルのことを指します。避妊目的で使用される場合はOC(Oral Contraceptives)とも呼ばれますが、月経困難症や子宮内膜症の治療目的で使用される場合はLEP製剤と呼ばれます。

ドロエチの主な効果と期待されるメリット

ドロエチは、そのホルモン作用により、主に以下の効果が期待されます。当院では、患者さまの具体的な症状や期待する効果を詳しく伺い、ドロエチが最適な選択肢であるかを検討しています。

月経困難症の改善と子宮内膜症に伴う疼痛の緩和

ドロエチは、子宮内膜の増殖を抑えることで、月経時の子宮内膜からのプロスタグランジン産生を減らします。プロスタグランジンは子宮収縮を促し、月経痛の原因となる物質です。このプロスタグランジン産生を抑制することで、月経痛の軽減が期待できます。また、子宮内膜症の病変の進行を抑え、それに伴う疼痛の緩和にも効果が報告されています[2][3][4]。実際の診療では、「生理痛がひどくて毎月寝込んでいたが、ドロエチを飲み始めてから痛みが和らぎ、仕事に行けるようになった」という患者さまの声も少なくありません。

ドロエチについてオンライン診療で相談する参考画像

避妊効果

ドロエチは、排卵を抑制し、子宮内膜を着床しにくい状態にすることで、高い避妊効果を発揮します。正しく服用した場合の避妊効果は99%以上とされており、計画的な避妊を希望する方にとって有効な選択肢です。ただし、性感染症の予防効果はないため、必要に応じてコンドームなどの併用も推奨されます。

その他の副次的効果

  • 月経周期の安定化:ホルモンバランスを整えることで、月経周期が規則的になり、月経不順の改善が期待できます。
  • 月経量の減少:子宮内膜の増殖が抑えられるため、月経量が減少し、貧血の改善にもつながることがあります。
  • PMS(月経前症候群)の症状緩和:ドロスピレノンの抗ミネラルコルチコイド作用により、むくみや体重増加といったPMS症状の軽減が期待できる場合があります。
  • ニキビの改善:ドロスピレノンの抗アンドロゲン作用により、男性ホルモンの影響で悪化するニキビの改善が期待できることがあります。

ドロエチの正しい飲み方と飲み忘れ時の対応

ドロエチの効果を最大限に引き出し、副作用のリスクを最小限に抑えるためには、正しい飲み方を守ることが非常に重要です。当院では、処方時に患者さま一人ひとりに合わせた詳細な服用指導を行っています。

基本的な服用方法

ドロエチ配合錠は、通常、1日1錠を毎日ほぼ一定の時刻に、28日間連続して服用します。28錠中、24錠が有効成分を含む実薬(淡赤色)、4錠が有効成分を含まない偽薬(白色)です。

  • 服用開始日:月経が始まった日(月経第1日目)から服用を開始します。
  • 服用サイクル:24日間の実薬服用後、4日間の偽薬を服用します。偽薬服用期間中、または偽薬服用直後に消退出血(生理のような出血)があります。
  • 次のシートの開始:28錠すべてを服用し終えたら、翌日から新しいシートの服用を開始します。出血の有無にかかわらず、毎日服用を継続することが大切です。

当院では、患者さまに「毎日決まった時間に飲む」ことを強く推奨しています。スマートフォンのリマインダー機能などを活用して、飲み忘れを防ぐ工夫をすることも有効です。

飲み忘れ時の対応

飲み忘れは、避妊効果の低下や不正出血の原因となるため、注意が必要です。飲み忘れに気づいた場合は、以下の添付文書の指示に従って対応してください。

飲み忘れの状況対応方法避妊効果への影響
1錠飲み忘れ(24時間以内)気づいた時点で直ちに飲み忘れた1錠を服用し、その後の錠剤は予定通りに服用します。避妊効果は維持されます。
2錠以上飲み忘れ(24時間超)気づいた時点で直ちに飲み忘れた錠剤のうち、直近の1錠を服用し、残りは服用しません。その後の錠剤は予定通りに服用し、新しいシートに移るまで他の避妊法を併用してください。避妊効果が低下する可能性があります。
偽薬期間中の飲み忘れ偽薬はホルモン成分を含まないため、飲み忘れても問題ありません。次のシートから予定通り服用を開始してください。避妊効果に影響はありません。

飲み忘れが頻繁な場合は、オンライン診療で医師にご相談ください。当院では、飲み忘れ防止のためのアドバイスや、場合によっては他の避妊法についても検討します。

ドロエチの主な副作用と注意すべき症状

ドロエチは効果的な薬剤ですが、他の医薬品と同様に副作用のリスクがあります。特に血栓症は重篤な副作用であり、その症状を早期に認識することが非常に重要です。当院では、副作用について患者さまに十分な説明を行い、異常を感じた際にはすぐに相談できる体制を整えています。

重大な副作用:血栓症

低用量ピル服用中の最も注意すべき副作用は血栓症です。血栓症とは、血管の中に血の塊(血栓)ができ、血管を詰まらせてしまう病気です。発症頻度は低いものの、命に関わる重篤な状態になる可能性があります。ドロエチを含む低用量ピルを服用している場合、服用していない女性と比較して血栓症のリスクがわずかに高まるとされています。

⚠️ 血栓症を疑う症状(緊急受診が必要)

以下の症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、救急医療機関を受診してください。

  • ふくらはぎの痛み・腫れ、手足のしびれ(深部静脈血栓症)
  • 突然の息切れ、胸の痛み(肺塞栓症)
  • 激しい頭痛、めまい、意識障害(脳血栓症)
  • 視力障害、視野異常(網膜血栓症)
  • 舌のもつれ、脱力、麻痺(脳血栓症)

当院では、血栓症のリスク因子(喫煙、肥満、高血圧、家族歴など)について詳細な問診を行い、患者さまの安全を最優先に処方可否を判断しています。服用開始後も、定期的な診察でこれらの症状がないか確認することが重要です。

その他の副作用

血栓症以外の副作用として、以下のような症状が報告されています。

  • 消化器系:悪心、嘔吐、腹痛、下痢、便秘
  • 精神神経系:頭痛、めまい、抑うつ気分、神経過敏
  • 乳房:乳房の張り、痛み
  • 皮膚:ニキビ、発疹、肝斑
  • その他:不正出血、月経痛、体重増加、むくみ

これらの副作用の多くは、服用開始から数ヶ月で軽減することが多いですが、症状が続く場合や気になる場合は、オンライン診療で医師にご相談ください。当院の患者さまからは、「飲み始めに少し吐き気を感じたが、数週間で落ち着いた」という声や、「不正出血が続いているので相談したい」といったご意見をいただくことがあります。症状に応じて、服用方法の調整や他の薬剤への変更も検討します。

ドロエチを服用できない人・注意が必要な人・併用薬

ドロエチは、すべての人に安全に服用できるわけではありません。特定の病気や状態、あるいは併用薬によっては、服用が禁忌であったり、慎重な服用が必要であったりします。当院では、オンライン診療の問診でこれらの項目を詳細に確認し、安全性を確保しています。

服用が禁忌となるケース

以下に該当する方は、ドロエチを服用できません。

  • 血栓症の既往または現在:血栓症(脳血栓、心筋梗塞、肺塞栓症、深部静脈血栓症など)にかかったことがある、または現在かかっている方。
  • 血栓症のリスクが高い方:重度の高血圧、糖尿病性腎症・網膜症、脂質代謝異常症、前兆を伴う片頭痛、心臓弁膜症、心房細動など。
  • 乳がん、子宮がんなどのエストロゲン依存性悪性腫瘍の既往または現在:ホルモンの影響で悪化する可能性があるため。
  • 診断が確定していない異常性器出血:出血の原因が特定されていない場合。
  • 重度の肝機能障害、肝腫瘍:薬剤の代謝に影響が出るため。
  • 妊娠中または妊娠の可能性のある方、授乳中の方:胎児や乳児への影響があるため。
  • 喫煙者で35歳以上の方:血栓症のリスクが著しく高まるため。
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴がある方

服用に注意が必要なケース

以下に該当する方は、医師の慎重な判断のもとで服用を検討します。

  • 軽度の高血圧、肥満、喫煙者(35歳未満):血栓症のリスク因子となるため。
  • 家族に血栓症の既往がある方
  • 乳がんの家族歴がある方、良性乳腺疾患がある方
  • 肝機能障害、腎機能障害がある方
  • 手術前後:術後の安静期間は血栓症リスクが高まるため、一時的な休薬が必要となる場合があります。

併用注意薬

ドロエチと併用することで、効果が減弱したり、副作用が増強したりする薬剤があります。オンライン診療の際には、現在服用中のすべての薬剤(市販薬、サプリメント、健康食品を含む)を医師に伝えてください。

  • 抗てんかん薬(フェノバルビタール、フェニトイン、カルバマゼピンなど):ピルの効果を弱める可能性があります。
  • リファンピシン系薬剤(抗結核薬):ピルの効果を著しく弱める可能性があります。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品:ピルの効果を弱める可能性があります。
  • HIVプロテアーゼ阻害剤、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤:相互作用によりピルの効果や副作用に影響を与える可能性があります。
  • 一部の抗真菌薬(イトラコナゾールなど)、マクロライド系抗生物質(クラリスロマイシンなど):ピルの血中濃度を上昇させ、副作用を増強する可能性があります。

当院では、患者さまが安心して治療を受けられるよう、これらの情報を丁寧に確認し、必要に応じて薬剤師とも連携して最適な処方を行っています。

オンライン診療でドロエチを処方する際の確認事項

オンライン診療でドロエチの処方を検討する際には、対面診療と同様に、患者さまの健康状態や生活習慣を詳細に把握することが不可欠です。当院では、安全かつ適切な処方のために、以下の項目を重点的に確認しています。

問診で確認する主な項目

  • 服用目的:避妊目的か、月経困難症・子宮内膜症に伴う疼痛の改善目的かを確認します。
  • 月経歴:初経年齢、月経周期、月経量、月経痛の程度、最終月経日などを詳しく伺います。
  • 妊娠の可能性:現在妊娠していないことを確認します。
  • 既往歴・家族歴:血栓症、乳がん、子宮がん、肝疾患、高血圧、糖尿病、脂質異常症、片頭痛などの病歴や、ご家族の病歴を確認します。
  • 喫煙状況:喫煙は血栓症リスクを大幅に上昇させるため、喫煙の有無、本数、喫煙期間を詳細に確認します。35歳以上の喫煙者には処方できません。
  • 現在の体格(BMI):肥満も血栓症のリスク因子となるため、BMIを把握します。
  • 血圧:高血圧は血栓症のリスクを高めるため、血圧測定の結果を確認します。
  • 併用薬:現在服用しているすべての薬剤(市販薬、サプリメント、健康食品を含む)を確認し、相互作用のリスクがないかを評価します。
  • アレルギー歴:薬剤に対するアレルギーの有無を確認します。

これらの情報に基づき、医師がドロエチの処方可否を総合的に判断します。オンライン診療でも、患者さまのプライバシーを保護しつつ、丁寧な問診を心がけています。

オンライン診療の流れ

  1. 予約:当院のウェブサイトからオンライン診療の予約を行います。
  2. 事前問診:予約時に詳細な問診票にご記入いただきます。この情報が診察のベースとなります。
  3. 医師による診察:ビデオ通話で医師が問診票の内容をさらに深掘りし、必要に応じて追加の質問を行います。
  4. 処方判断と説明:診察結果に基づき、医師がドロエチの処方可否を判断し、効果、副作用、飲み方、注意点などを詳しく説明します。
  5. 薬剤の配送:処方が決定した場合、薬剤はご自宅に発送されます。

まとめ

ドロエチは、ドロスピレノンとエチニルエストラジオールを有効成分とする低用量ピルであり、月経困難症や子宮内膜症に伴う疼痛の改善、そして避妊に用いられます。その作用機序は、排卵抑制、子宮内膜の変化、子宮頸管粘液の変化によるもので、高い効果が期待できます。服用は毎日一定時刻に行い、飲み忘れには注意が必要です。最も重篤な副作用である血栓症には特に警戒し、異常を感じた場合は直ちに医療機関を受診することが重要です。オンライン診療では、患者さまの既往歴、喫煙状況、併用薬などを詳細に確認し、安全性を最優先に処方可否を判断します。ドロエチの服用を検討されている方は、必ず医師にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

低用量ピル・婦人科領域の薬はオンライン診療で相談できます

服用目的、月経歴、既往歴、喫煙状況、服用中の薬を確認したうえで、医師が処方可否や受診方法を判断します。

診療予約はこちら
ドロエチは避妊目的でも使えますか?
はい、ドロエチは避妊目的でも使用が承認されています。正しく服用することで高い避妊効果が期待できますが、性感染症の予防効果はないため、必要に応じてコンドームなどの併用もご検討ください。
ドロエチを飲み忘れたらどうすればよいですか?
1錠の飲み忘れで24時間以内であれば、気づいた時点で直ちに飲み忘れた1錠を服用し、その後の錠剤は予定通りに服用してください。2錠以上飲み忘れた場合は避妊効果が低下する可能性があるため、直近の1錠を服用し、次のシートに移るまで他の避妊法を併用し、医師にご相談ください。
ドロエチの服用中に特に注意すべき副作用は何ですか?
最も注意すべきは血栓症です。ふくらはぎの痛みや腫れ、突然の息切れ、激しい頭痛などの症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、救急医療機関を受診してください。
オンライン診療でドロエチを処方してもらうことはできますか?
はい、当院ではオンライン診療でドロエチの処方を行っています。ただし、患者さまの既往歴、喫煙状況、血圧、併用薬などを詳細に確認し、医師が安全性を総合的に判断した上で処方可否を決定します。診察の結果、対面診療が必要と判断される場合もあります。
この記事の監修医
💼
岩本英里
婦人科医
👨‍⚕️
倉田照久
医療法人御照会 理事長・渋谷文化村通り皮膚科 院長

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