エピデュオゲルとは?
エピデュオゲル(一般名:アダパレン・過酸化ベンゾイルゲル)は、ニキビ治療に用いられる外用薬です。ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)とディフェリンゲル(アダパレン)の有効成分を組み合わせた薬剤で、ニキビの原因であるアクネ菌の増殖抑制・毛穴の詰まり改善に効果を発揮します。
従来の単剤治療(ベピオゲル・ディフェリンゲル)よりも高い治療効果が確認されており、海外の臨床試験でも有効性が証明されています。
エピデュオゲルの効果・効能
- ニキビ(尋常性ざ瘡)の治療
- 毛穴詰まりの改善
- アクネ菌の増殖抑制
- 炎症性ニキビの進行防止
エピデュオゲルは、初期段階の白ニキビ(コメド)から赤ニキビまで幅広いニキビに有効です。
エピデュオゲルの使用方法(塗り方)
- 1日1回、洗顔後に患部へ塗布(夜の使用が推奨)
- 目の周り・唇・粘膜・傷口には塗布しない
- こすらず、やさしく塗る
- 塗布後は手を洗い、衣類や寝具への付着に注意
※エピデュオゲルには脱色作用があるため、髪の毛や眉毛、衣類、寝具に付着しないよう注意してください。
エピデュオゲルの副作用
エピデュオゲルは効果が強い反面、副作用も出やすい薬です。特に使い始めの2週間は、赤みや皮むけが発生しやすいですが、通常は時間とともに改善します。
主な副作用(軽度)
- 皮膚の赤み・ヒリヒリ感
- 皮膚の乾燥・皮むけ
- かゆみ・炎症
- 日光皮膚炎(紫外線に対する過敏反応)
重大な副作用(まれ)
- 強い炎症(ジュクジュクした腫れ、接触皮膚炎)
- 皮膚のびらん・眼瞼浮腫
強い痛みや異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し医師に相談してください。
エピデュオゲルが使えない人(禁忌・注意点)
- 妊娠中・妊娠の可能性がある方(胎児への影響が懸念されるため)
- 授乳中の方(使用する場合は授乳を中止することが望ましい)
- 過去にエピデュオゲルの成分でアレルギーを起こした方
※敏感肌の方やアトピー性皮膚炎がある方は、使用前に医師と相談しましょう。
エピデュオゲルの臨床試験結果(第Ⅲ相試験)
日本人の尋常性ざ瘡(ニキビ)患者417例を対象に、エピデュオゲルの有効性と安全性を評価する無作為化二重盲検比較試験が実施されました。
投与群 | 症例数 | 総皮疹数の減少率(ベースライン比) | 副作用発現率 |
---|---|---|---|
エピデュオゲル群 | 212 | 有意な改善(p<0.001) | 12.7%(27/212例) |
アダパレン0.1%ゲル群 | 101 | 改善あり | 3.0%(3/101例) |
過酸化ベンゾイル2.5%ゲル群 | 104 | 改善あり | 6.7%(7/104例) |
副作用の詳細:
- 皮膚刺激: エピデュオゲル群 10.4%、アダパレン群 3.0%、過酸化ベンゾイル群 2.9%
- 落屑・乾燥・そう痒感: エピデュオゲル群でやや多く報告
この結果から、エピデュオゲルは従来の単剤治療よりも高い効果を発揮するものの、副作用がやや強いことが示されました。
よくある質問
エピデュオゲルを塗るとヒリヒリするのですが、大丈夫ですか?
エピデュオゲルは使用初期にヒリヒリ感や赤みが出やすい薬です。通常は2週間程度で落ち着きますが、症状が強い場合は医師に相談してください。
エピデュオゲルはニキビ跡にも効果がありますか?
赤みの残るニキビ跡には改善効果が期待できますが、色素沈着やクレーター状のニキビ跡には効果がありません。
エピデュオゲルはどのくらい使い続ければいいですか?
医師の指示がある間は継続使用することが推奨されます。
ニキビが治ったように見えても、再発を防ぐために指示された期間は続けましょう。
まとめ
- ニキビ治療の効果が高い(白ニキビ・赤ニキビに有効)
- アクネ菌の抑制+角質ケアの2つの作用
- 従来の単剤治療よりも高い有効性を示す
- 副作用(皮膚刺激・赤み・皮むけ)が出やすい
- 妊娠中・授乳中の使用は不可
エピデュオゲルは、ニキビ治療において高い効果が期待できる薬ですが、副作用も出やすいため、正しい使い方を守りながら継続的に使用することが重要です。