眠気・吐き気・ニキビと受診目安
プラノバール配合錠の効果・副作用
プラノバール配合錠の効果と使い方に加え、眠気・吐き気・ニキビなどの副作用、血栓症の初期症状、禁忌、併用注意、受診目安を一次資料に基づいて整理します。
出典:あすか製薬:プラノバール配合錠 製品情報
プラノバールで比較的確認しやすい副作用は、眠気、吐き気・嘔吐、ニキビ(ざ瘡)などです。添付文書ではこれらは0.1%以上5%未満、血栓症は0.1%以上0.2%未満と記載されています。
- 症状が軽くても、続く・強くなる・日常生活に支障がある場合は処方医へ相談します。
- 片方の足の急な痛みや腫れ、突然の息切れ・胸痛、激しい頭痛、脱力・麻痺、言語・視覚異常は、服用を中止して救急受診する目安です。
- 服用目的によって用法が異なるため、飲み忘れ時に自己判断で2錠服用せず、処方時の指示を確認します。
プラノバール配合錠とは?何に使う薬か
プラノバール配合錠は、1錠中にノルゲストレル0.5mgとエチニルエストラジオール0.05mgを含む処方箋医薬品です。一般に「中用量ピル」と呼ばれることがありますが、服用目的と用法は診断によって異なります。
添付文書上の効能・効果には、機能性子宮出血、月経困難症、月経周期異常、過多月経、子宮内膜症、卵巣機能不全、調節卵巣刺激の開始時期の調整があります。月経移動などで用いられる場合も、開始日や服用期間を自己判断せず、診察で目的と妊娠可能性を確認します。PMDA電子添文
同じ症状でも原因や必要な検査は異なります。強い下腹部痛、大量出血、妊娠の可能性がある場合は、オンライン診療だけで判断せず対面診療が必要になることがあります。
飲み方と飲み忘れ時の確認
添付文書には治療目的ごとの用法・用量が記載されています。1日1錠を用いる場合でも、開始時期と服用日数は目的によって異なるため、処方ラベルと医師の指示を優先してください。
- 服用開始日、1日の回数、終了日を診察時に確認する
- 嘔吐や激しい下痢が続いた場合は、吸収への影響を含め医師・薬剤師へ確認する
- 飲み忘れ時に一律で2錠服用するとは限らないため、自己判断で追加しない
- 余った薬を別の月経周期で再使用したり、家族や知人へ渡したりしない
目的、飲み忘れた錠数、最後に服用した時刻が分かるようにして相談すると確認がスムーズです。
副作用の頻度と重症度|眠気・吐き気・ニキビ
副作用は、添付文書で示された頻度と緊急性を分けて確認します。下表は主な記載の一部であり、個人に起こるかどうかを数字だけで予測するものではありません。
| 区分 | 添付文書の記載 | 対応の目安 |
|---|---|---|
| 眠気、悪心・嘔吐、ざ瘡(ニキビ)など | 0.1%以上5%未満 | 続く・強くなる・生活に支障がある場合は処方医へ相談 |
| 血栓症 | 0.1%以上0.2%未満 | 疑う症状があれば服用を中止し、救急医療機関を受診 |
| 頻度不明の症状 | 報告数などから頻度を算出できない | 「起こりやすい」という意味ではないが、異常を感じたら相談 |
眠気があるとき
眠気は0.1%以上5%未満の副作用として記載されています。強い眠気がある間は、運転や危険を伴う作業を避け、服用時刻を自己判断で変更する前に医師・薬剤師へ相談してください。
吐き気・嘔吐があるとき
悪心・嘔吐も0.1%以上5%未満です。水分が取れない、繰り返し吐く、強い腹痛や頭痛を伴う場合は、通常の副作用として様子を見続けず早めに医療機関へ相談します。
ニキビが出たとき
ざ瘡(ニキビ)も0.1%以上5%未満として記載されています。新しく出た時期、範囲、使用中のスキンケアや他の薬を記録し、悪化する場合は処方医へ相談します。自己判断でホルモン薬を中止・再開しません。
禁忌・服用前に医師へ伝えること
プラノバールを使用できない人や、慎重な判断が必要な人がいます。以下は主な例であり、禁忌の全項目ではありません。
- 本剤の成分に対する過敏症歴がある
- 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患、またはその既往がある
- エストロゲン依存性悪性腫瘍、またはその疑いがある
- 診断が確定していない異常性器出血がある
- 重篤な肝障害がある
- 妊娠中、または妊娠している可能性がある
喫煙者すべてを一律に禁忌とする説明ではありませんが、特に35歳以上で1日15本以上喫煙する場合は血栓症リスクを慎重に評価します。40歳以上、片頭痛、高血圧、糖尿病、肥満、血栓症の家族歴、手術予定、長期安静の可能性も診察時に伝えてください。
授乳中は一律に自己判断せず、治療上の有益性と授乳継続の有益性を踏まえて医師が判断します。
併用注意の薬・サプリメント
併用によってプラノバールの作用が弱まったり、他の薬の血中濃度に影響したりする場合があります。リファンピシン、抗てんかん薬、ボセンタン、モダフィニル、トピラマート、ラモトリギン、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品などは、必ず診察時に申告してください。
この一覧は相互作用の全てではありません。処方薬だけでなく、市販薬、漢方薬、サプリメントも、お薬手帳や容器の写真で共有します。薬を自己判断で中止・追加しないでください。
服用を中止する目安と受診タイミング
血栓症を疑う次の症状がある場合は、プラノバールの服用を中止し、通常のオンライン相談を待たず救急医療機関を受診してください。
- 片方の足の急な痛み・腫れ
- 突然の息切れ、呼吸困難、胸の痛み
- 突然の激しい頭痛、めまい、意識障害
- 手足の脱力・麻痺、しびれ
- 言葉が出にくい、突然見えにくいなどの言語・視覚異常
眠気、吐き気、ニキビ、不正出血などは、強さと経過を記録します。症状が続く、悪化する、日常生活に支障がある場合は処方医へ相談してください。出血量が多い、強い腹痛や発熱がある、妊娠の可能性がある場合は対面受診が必要になることがあります。患者向医薬品ガイド
オンライン診療で確認する項目と料金
オンライン診療では、服用目的、最終月経日と月経周期、妊娠可能性、出血や痛みの程度、血栓症・心血管疾患・肝疾患の既往、片頭痛、喫煙本数、血圧、身長・体重、家族歴、手術予定、併用薬を確認します。
診察の結果、触診、超音波検査、血液検査、止血処置などが必要と考えられる場合は、婦人科などの対面受診をご案内します。オンライン診療は処方を保証するものではありません。
診察料、薬剤料、配送費は診療内容や処方内容で異なります。予約画面と診察時に最新の金額を確認してください。
まとめ
プラノバール配合錠は、婦人科領域の複数の目的に用いられるノルゲストレル・エチニルエストラジオール配合剤です。眠気、吐き気・嘔吐、ニキビなどは0.1%以上5%未満、血栓症は0.1%以上0.2%未満と記載されています。
服用目的によって用法が異なるため、飲み忘れや副作用がある場合も自己判断で増減・中止・再開せず相談します。血栓症を疑う症状は救急受診を優先し、それ以外の体調変化も経過を記録して処方医へ共有してください。
よくある質問(FAQ)
- Shimpei Nara, Masahiro Murakami, Kotoho Oki et al.. Preoperative administration of Planovar® in two cases of abdominal wall endometriosis after cesarean section.. Journal of Nippon Medical School = Nippon Ika Daigaku zasshi. 2010. PMID: 21060237. DOI: 10.1272/jnms.77.260
- プラノバール添付文書(JAPIC)
- あすか製薬:プラノバール配合錠 製品情報
- PMDA 医療用医薬品情報